食の安心・安全情報

食の安心・安全情報メール VOL142を配信します。

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■食の安心・安全情報メール(平成29年3月8日(水)Vol.142)■
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★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆食の由来☆☆☆★★★★★★★★★★★★★★★

3月3日は、「ひな祭り」でした。ひな人形を飾った方は、後片付けに忙しい頃かと思

います。
「ひな祭り」には、「はまぐりのお吸い物」や「菱餅」など、古くから伝わる伝統的な

料理があり、それぞれの料理や色に縁起の良い意味が込められているそうです。
諸説あるようですが、例えば「はまぐりのお吸い物」は、対になる貝殻でなければぴっ

たりと合わないことから良縁に恵まれるように、また、「菱餅」の緑色は健康や長寿、白

色は清浄、桃色は魔除けなどの意味があるそうです。
行事食を味わいながら、食の由来も知ることができれば、季節の行事をより楽しめそう

ですね。
Written by sirokuma
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/\◆◇本日のTOPICS!!◆◇/\/\/\/\/\/\/\/\

1 食品表示情報
原産国名の表示について(2)
2 健康情報
脳卒中警報発令中!! ~作ってみてね!「トロピカルきびなご南蛮」~
3 お知らせ
食品関連事業者の「食の安心・安全」への取組について
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◆◇食品表示情報◆◇
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★原産国名の表示について(2)★
前回は、輸入品と原産国の定義についてお話ししましたが、今回は、原産国名の表示方

法について、消費者庁「食品表示基準Q&A」から抜粋して御紹介します。

Q.外国(A国)で製造された加工食品を別の外国(B国)を経由して輸入した場合、食

品表示基準では原産国名はどちらを表示すべきですか。
A.この場合、B国は経由するだけで、実質的な変更をもたらす行為を行っていないこと
から、原産国としては最終的な製造国であるA国を表示することとなります。

Q.次の場合は、どのように表示すればよいのですか。
(1) A国産のいりごまとB国産のちりめんじゃこをC国で混合した場合
(2) A国産のいりごまとB国産のいりごまをC国で混合した場合
A.(1)のように、複数の種類のものを混合した場合は、混合したところが原産地となるた
め、C国が原産地となります。(C国が日本である場合は、原産国名の表示は不要で
す。)
(2)については、同じ種類のものを混合した場合は、製品に占める重量の割合の高いも

のから順に、A国とB国を表示してください。

Q.加工食品を輸入し、国内で小分け包装や詰め合わせをした製品にはどのような表示が
必要ですか。
A.単なる小分け包装や詰め合わせは、「商品の内容について実質的な変更をもたらす行
為」に該当しないため、製品輸入された製品と同様に、「商品の内容について実質的な

変更をもたらす行為」が行われた国を原産国として表示する必要があります。

「食品表示基準Q&A」のほか、食品表示法に関する情報・資料が消費者庁ホームペー

ジに掲載されていますので、是非御覧ください。
(URL)http://www.caa.go.jp/foods/index18.html
※食品表示基準の内容は当該ページから御覧ください。

(食の安全推進課)

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◆◇健康情報◆◇
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★脳卒中警報発令中!! ~作ってみてね!「トロピカルきびなご南蛮」~★
鹿児島県は、「脳卒中」による死亡率が全国平均の約1.5倍です。
脳卒中を予防するためには、食生活で食塩の摂取量を減らすことが重要です。
今回は、県と県栄養士会が作成した「かんたんヘルシー減塩レシピ集」の中から、色と

りどりの野菜をたっぷり使用し、見た目も鮮やかな「トロピカルきびなご南蛮」を御紹介
します。
【レシピ】
(1) 玉葱は薄切りに、えのきたけは半分に、赤パプリカ、アスパラガス、パイナップルは
一口大に切る。ミニトマトは薄切りにする。
(2) 酢、砂糖、しょうゆなどを混ぜ合わせ、レンジで30秒温めて合わせ酢をつくる。
(3) えのきたけ、赤パプリカ、アスパラガスはさっと茹で、玉葱と一緒に(2)に加える。

(4) きびなごは頭とワタを取り、塩水できれいに洗い、さらに水洗いし、水気を拭く。

(5) テフロン加工のフライパンにフライパン用シートを敷き、(4)を焼く。熱いうちに(3)に
加え、味をなじませる。
(6) 盛りつける直前にパイナップルを加える。※好みで小口切りした赤唐辛子を加える。

【おすすめポイント】
・酢やパイナップルの酸味を利用すると、塩分を少なめにすることに効果的です。
材料の量や合わせ酢の分量等は、県のホームページに掲載しています。ぜひ御覧くださ

い!
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/kenko/eiyo/genen-recipe/11kibinago-nanban.html
【フェイスブックでも健康情報を発信しています】
https://facebook.com/kenko.kagoshima

(健康増進課)

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◆◇お知らせ◆◇
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★食品関連事業者の「食の安心・安全」への取組について★
県内の食品関連事業者の「食の安心・安全」に関する取組を御紹介します。
1 事業者名 坂元醸造株式会社(鹿児島市)
2 会社概要 江戸時代後期から続く伝統製法により『鹿児島の壺造り黒酢』を製造
3 取組内容
○社員の食の安心・安全に対する意識向上を図るため、社外講師を招き、衛生・品質管

理に関する社内研修を開催しています。
○福山工場は、平成18年に「ISO90001認証(品質マネジメントシステム)」をし、平成

20年には「HACCP認証(食品の衛生管理システム)」を取得、平成27年には、食品安全
システムの国際規格である「FSSC22000(食品安全マネジメントシステム)」を取得し
ており、徹底した品質管理の中で商品製造を行っています。
○このほか、平成27年度に農林水産省がスタートした「地理的表示(GI)保護制度」

に初年度で登録され、原料受入れから出荷規格までの厳格なルールに従い、管理・運
営しています。
4 施設見学
○坂元のくろず「壺畑」情報館&レストラン
霧島市福山町福山3075
(TEL:0995-54-7200 FAX:0995-54-7700 HP:www.tsubobatake.jp
(1)「情報館」では、「坂元のくろず」の歴史や製法、研究をパネルや画像でご覧いた

だけるほか、試飲や試食も楽しめます。
(2)「レストラン」では、「坂元のくろず」を使用した料理を楽しめます。
※見学や研修のお問い合わせは、上記連絡先へお願いします。

(食の安全推進課)

県では、より多くの方々へ食に関する情報を提供するため、「食の安心・安全推進パー

トナー」を随時募集しています。お知り合いの方々へぜひ御紹介ください。なお、登録は
下記の県ホームページから直接できます。
http://www.pref.kagoshima.jp/ag04/kurashi-kankyo/syoku/anzen/project/annsinnpa-tona-.html
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